ISSUE

いつから、身近な人の苦しみに、
無関心になってしまったのだろう。

メンタルヘルス不調は、誰にでも起こりうる問題である。

メンタルの不調は見えにくく、他者からも自分でさえも気づきにくいものです。

疲労を感じている人は8割弱、3年以内のメンタルヘルス不調の経験者は5割強、生活に支障のある不調は15.9%(20代に限れば2割強)という状況であり、潜在的に蔓延しています。

メンタルヘルス不調の経験率を示すグラフ

また、メンタルの不調は「心の弱い人の症状」だという否定的な偏見(スティグマ)が、「不調は隠すもの」という態度を助長している可能性があり、事態を深刻で複雑なものにしています。

メンタルの不調は、誰にでも起こりうる問題であり、社会課題であるという再認識が必要です。

労働者のコンディションに関する値

  • 78.5%が、「何らかの疲労」を感じている。出所|日本リカバリー協会 日本の疲労状況2025
  • 68.3%が、「強い不安、悩み、ストレス」を抱えている。出所|厚生労働省 令和6年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概況
  • 50.4%が、「3年以内のメンタルヘルスの不調」を経験している。出所|パーソル総合研究所 若手従業員のメンタルヘルス不調についての定量調査
  • 15.9%が、「3年以内に治療なしでは日常生活が困難なレベルのメンタル不調」を経験している。出所|パーソル総合研究所 若手従業員のメンタルヘルス不調についての定量調査

現代の職場環境は、人間の認知処理の限界を超えている。

メンタルヘルス不調は、慢性的なストレスをきっかけに、臓器の疲労、脳の炎症、パフォーマンスの低下という見えない身体内部の機能低下から生じています。

現代の職場環境は日々、膨大で複雑な情報を処理しており、そのスピードは加速しています。難しい仕事の対処、マルチタスクの切り替え、四六時中鳴り止まないスマホなど、もはや人間の認知負荷の限界を超えている可能性があります。

慢性的なストレスが、脳疲労と不調を引き起こす

慢性的なストレス
身体の異常反応
脳疲労(炎症や萎縮)
メンタル不調の症状

マネジメントは、新たなフェーズへ。

いま、人間のパフォーマンスを決定づける”目に見えない”身体メカニズムを意識した
新たなマネジメントへの進化が問われている。

メンタル不調とは、全人類が備える神経系や臓器機能の異常です。ストレスは各個人の主観的な経験ですが、身体内部で起きている不調に至る生理的反応は整然としていて、脳疲労になれば仕事のパフォーマンスは低下します。脳疲労状態では、感情的なトラブルやいじめ、本音が隠蔽される環境にまで組織が後退してしまいます。

いま、身体メカニズムを意識した新たなマネジメントスタイルの開発が問われています。

もっと深く知りたい方へ。

ココロが、とけあう。